日本の歯学部って面白い!「西の先鋭校で歯科医学から口腔医学へ」福岡歯科大学 / WHITE CROSS編集部

2023年9月更新

 

日本全国に29ある歯学部。取材に伺うと、人間のように大学にもそれぞれ個性があることがわかりました。

 

これから歯学部受験を考えている学生さんはご自身の個性にぴったり合う大学選びの参考に。卒業生は母校の精神の再確認に。

もう一度大学に行きたくなるような特集企画です。

 

今回は西の玄関口福岡にある、福岡歯科大学の魅力をご紹介します。

 

 

キャンパス紹介

アクセス

福岡歯科大学までのアクセスは、福岡の有名繁華街でもある天神から地下鉄で、最寄の福岡市営地下鉄賀茂駅まで約20分、賀茂駅からは徒歩10分の道のりです。2022年に博多駅まで延伸し、利便性が格段に向上しました。福岡空港からも乗り換え1本でアクセスできるため、日本中どこからでも進学しやすい大学のひとつです。

 

賀茂駅を出るとすぐに福岡歯科大学が見え、実際に歩いてみると本当に徒歩10分もかかるのだろうかというくらいの距離でした。

 

 

福岡市は150万人都市であるにもかかわらず、近くに豊かな自然や歴史にあふれる街で、「世界の住みたい街ランキング」でも上位に選ばれています。福岡の魅力はこちら

 

 

商業都市としての博多は長い歴史が流れていて、博多祇園山笠や博多どんたくといった祭りとして今も残っています。その反面で街自体は今も発展し、特に天神地区は近年天神ビックバンといった商業ビルの再開発が相次ぎ活気があります。日本全体が人口減少期に入っている中で、未だに人口が増加している稀有な街でもあります。

 

 

キャンパス 

福岡市西部に位置し、豊かな自然と都心の便利さを併せ持つ福岡歯科大学は、2022年に創立50年を迎え、それにあわせて、50周年記念講堂が完成しました。現在は、新キャンパス整備計画が進行中です。

 

 

福岡歯科大学は学校法人福岡学園のひとつとして、敷地内に介護老人保健施設を構えているので、昨今、日本社会で注目を集めている口腔ケアの生きた現場として学生さんに役に立つ施設が揃っています。

 

学生レストラン

 

たくさんの学生さんが集まる広々とした学生ホールや学生レストランもあります。50周年記念講堂内にできた学生食堂「レストランTOMATO」のランチは、基本のライスと汁物にメインや小鉢を組み合わせられるというカフェテリア形式。また、焼き立てパンも大人気です。

 

人気の焼き立てパン

 

昼休みの学生ホールは、まさに大学らしさに溢れた若い活気に満ち、実習前の白衣姿の学生も多くいることから、歯科大学らしさを感じさせられる明るい空間が広がっていました。

 

グラウンド/弓道場

 

忙しい勉強の合間に、部活動に汗を流す学生も多いとのことで、関連設備も充実しています。現在、新キャンパス整備計画が進行していますが、広々としたグラウンドには夜間照明が設備されています。その他に弓道場なども完備され、文武両道の青春時代を送れる環境です。

  


 


学生数 / 学科数

学校法人福岡学園は、福岡歯科大学口腔歯学部と福岡看護大学看護学部の2大学と福岡医療短期大学歯科衛生学科で構成されています。

 

 


口腔歯学部の学生数は520名(2023年8月現在)で、学生の約半数が九州・沖縄地方の出身者だそうです。大学近辺の福岡市早良区田村、賀茂、野芥などに一人暮らしをする学生が多いのですが、3年生以上には車通学も許可され、少し離れた場所に居住する学生もいるようです。


定員は、一学年96名で、クラスも一学年に1つ。非常に家庭的な雰囲気で、教員との心理的距離も近い中で6年間を学びます。

 


 


クラブ活動など

福岡歯科大学では、学術文化部・体育部合わせて25の部、同好会、愛好会が活動しています。

 


毎年夏に開催される全日本歯科学生総合体育大会(通称オールデンタル)は、全国29の歯学部が集まり、体育大会で26種目を戦い総合優勝を争う大会で、福岡歯科大学の学生も一年間の練習の成果を試す機会として毎年頑張っています。最近では、ヨット部やボウリング部が優勝を果たしています。クラブ活動一覧はこちら

 


ヨット部/ボウリング部

 

歯学部紹介

 

 


特色1 多くの卒業生が九州・中国・四国で活躍する西日本で唯一の私立歯科大学

福岡歯科大学は西日本唯一の私立歯科大学として、開学以来50年、約4,700名を超える卒業生を輩出し、全国でも有数の歯科医学教育・研究の場として成長してきました。半世紀に渡る歴史を通じて、多くが九州を中心に中国・四国地方で活躍をしているなど、西日本において強い卒業生のネットワークを有しています。

 

 

また、地域柄や伝統的に人に優しく誠実な学生さんが多く、そこから生まれる面倒見のよい校風は同窓会にも引き継がれています。そのため、卒業後に九州・中国・四国地方で歯科医師として働くことを考えている方にとっては相談できる先輩も多く、地の利がある口腔歯学部です。

 

学生生活を「食べ物が美味しく、家賃が安く、住みやすい都会」の代名詞である福岡で過ごせるということのメリットは大きく、福岡の華やかさと学庭の静けさを併せて楽しめる環境です。

 

 

特色2 口腔医学教育の先鋭校

近年、医科歯科連携や多職種連携が社会的に注目されるようになってきましたが、福岡歯科大学では、時代を先取り10年以上前から歯科医学教育の枠を超えた口腔医学教育に力を入れています。これからの時代に求められる歯科医師を育成できるように、病院施設などを整え、教育カリキュラムを作り上げてきました。

 

実際の学生実習を取材して見ると、内科医師と歯科医師が2名体制で教員を務め、最先端の患者ロボットを使った全身管理教育も行われていました。

 

 

医科歯科両方の教員からの丁寧な指導のもと、歯科医療現場において遭遇し得るトラブルとその対処法について、目の前でリアルにショックを起こす患者ロボットに向き合って学んでいく様には驚かされました。

 

その隣の実習室では、既存の歯科治療に直結する臨床教育も行われており、伝統を大切にしながら既存の歯科医学の枠組みを超えた口腔医学教育を行う福岡歯科大学らしさを体感することができました。


 

また、デジタル化が進むこれからの歯科医療を念頭に作られたCAD/CAM実習室には、様々な歯科医療機器メーカーから出ているデジタルマシーンがずらっとならんでいました。

 

 

歯科医師として1代目になる学生さんにとっても、ご両親が歯科医師の学生さんにとっても、卒業後のキャリアにつながる学びが得られる素晴らしい環境です。

 

 

特色3 手厚い教育体制

福岡歯科大学では、学生数名に1人の教員を割り当てる助言教員制度を実施し、修学面、生活面ともに手厚い指導を行っています。また、学生同士でも先輩が後輩を教える仕組みなどがあり、一丸となって歯科医師を目指す体制が整えられています。

 

また、英国のリバプール大学やカナダのブリティッシュコロンビア大学をはじめ、アジア諸国の歯科大学と国際交流提携をしており、学生時代から各国の文化や歯科医療の教育現場、臨床現場を体験することもできます。その貴重な経験は、これからの臨床や研究の場面で活かされるはずです。

 

 

 

卒後研修

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髙橋裕 大学長からのメッセージ

 

2019年9月27日撮影

 

入試情報

福岡歯科大学では、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜などが実施されます。一般選抜および大学入学共通テスト利用選抜で入学を希望する成績上位者に対して6年間の学費が、1,380万円となる専願S特待生制度も設けられています。

 

 画像クリックで受験情報詳細ページへ

 

 

パンフレット

福岡歯科大学では、受験者向けのパンフレットを用意しています。たくさんの情報と魅力がぎゅっと詰まった内容です。

下記画像をクリックすると、閲覧・ダウンロードページへリンクします。

 

 

 

受験生のための情報サイト

 

 

福岡歯科大学HP

 

 

福岡歯科大学の受験情報はこちらからもご覧いただけます

 

執筆者

WHITE CROSS編集部

WHITE CROSS編集部

臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。

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