日本の歯学部って面白い!「“医学的歯学”でこれからの歯科医師へ」日本大学歯学部 / WHITE CROSS編集部

2023年11月更新

 

日本全国に29ある歯学部。国が指定する日本の歯科医学教育におけるカリキュラムは、6年間の教育うちの約6割で、残りの4割は各大学の個性に任されているようです。

 

これから歯学部受験を考えている学生さんはご自身の個性にぴったり合う大学選びの参考に。卒業生は母校の魅力の再確認に。各大学が個性を発揮するその4割の魅力を特集しました。

 

今回は東京都の御茶ノ水にキャンパスを構える日本大学歯学部の魅力をたくさんご紹介していきます。

 

本館

 

キャンパス紹介

アクセス

JR中央線・総武線と東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」から徒歩2分。この他、都営地下鉄新宿線「小川町駅」の5路線3駅が利用可能なアクセス抜群の千代田区神田に位置しています。

 

 

 

周辺は大学や病院が多く、古書店、楽器店、スポーツ店街が連なり,神田明神やニコライ堂など歴史的建造物が存在する有名スポット。神田はカレーの聖地としても名高く,常にグルメファンで賑わいます。

 

JR御茶ノ水駅脇には神田川が流れ、文豪や著名人も通った老舗飲食店と大型複合施設といった古いものと新しいものが同居する、バラエティに富んだエリアです。

 

 

 

キャンパス

日本大学歯学部は平成28年に創設百周年事業の一環として、「教育・研究・臨床の融合」をコンセプトに校舎と付属歯科病院が一体となった本館が建設され、令和4年4月1日から本格稼働しました。

 

 

 

 

 

 

 

中庭テラス / 図書館

 

1階と地下1階にはグループスタディルームやラーニングコモンズ型の図書館が、また、地下1階には憩いの場としてラウンジが配置されています。図書館では、最新の歯学に関する図書だけでなく、歯学・医学に関連した手に取りやい読み物や、話題の小説や雑誌も豊富に取り揃えています。

 

3号館(左)と4号館(右)

 

3号館には教務課、学生課などの事務室や、保健室、学生支援室があります。地下には各クラブの部室やウェイトルーム、シャワー室を備えています。4号館は、歯学部創設80周年記念事業として平成18年度に竣工した建物で、講義室や会議室があります。

 

 

学生数 / 学科数

日本大学は16学部 86学科、短期大学部4学科、通信教育部4学部、大学院19研究科及び2つの独立研究科を有する日本最大級の規模を誇る総合大学です。そのスケールメリットを活かし、医学部の教員による隣接医学では確実な医療を実践する上での知識を習得することができます。

 

全学共通教育科目「自主創造の基礎」では、1万人を超える学生が16学部の枠を超えた学部混在型授業「日本大学ワールド・カフェ“N-MIX”」を通じ、学部混在でグループを作り意見交換を行う大規模交流授業が展開されます。

 

学生数は792名(2023年5月現在)で、約7割が関東出身ですが、47都道府県ほぼすべての出身者が在籍しています。

 

 

クラブ活動など

日本大学歯学部では、文武両道をモットーに、25の体育部と11の文化部を有しています。

 

クラブ加入率は約80%(令和5年5月末現在)。全日本歯科学生総合体育大会(通称:デンタル)では、過去には優勝9回、準優勝を10回獲得しています。競技別ではスキー部の8連覇や陸上・水泳の4連覇などの輝かしい実績を誇っています。

 

画像クリックで部活動一覧ページへ

 

また、毎年5月には、新入生の歓迎と親睦を深めることを目的に、歯科技工・衛生専門学校との共催で球技大会が開催されます。

 

球技大会の様子①

 

球技大会の様子②

 

歯学部紹介  

特色1 建学の理念に基づいた「医学的歯学」の実践

歯学部の前身である東洋歯科医学校は、大正5年に佐藤運雄博士が唱えた「医歯一元論」=「医学的歯学」の理念に基づき創設されました。現在では歯科病院、大学院歯学研究科をはじめ、総合歯学研究所、歯科技工・衛生専門学校を有し、多分野で活躍する約2万名の歯科医師を輩出しています。

 

 

 

ここで「医学的歯学」を体現する一例として、植田耕一郎教授が率いる摂食機能療法学講座の活動をご紹介します。 植田教授は全国の歯学部に先駆け、日本社会において必要とされている摂食機能療法学を講座として設立させました。

 

摂食嚥下療法学講座案内(動画)

 

 

特色2 充実したサポート体制

 

各学年に配置された担任の教員を中心に、学生一人ひとりにきめ細やかな学修支援やメンタル面でのサポートも行っています。

 

また、大学院生のティーチング・アシスタント(TA)が、授業形態とは別に、学生一人ひとりの学修進度に応じた学修支援を行うなど、学生をさまざまな立場から支えています。

 

5年次 臨床実習  

 

 

特色3 文武両道

日本大学は、大学スポーツの強豪校です。それは歯学部にもおいても同様で、多くの学生が部活動に所属しながら、学業に打ち込んでいます。先輩や後輩との交流を通じて社会人としてのマナーを身につけ、多様な価値を受容し、自己の立場・役割を認識する日本大学マインドを身につけていきます。

文化部の活動も盛んで、一人ひとりに合ったコミュニティに属することができます。

 

学生生活とは、多感な青春時代に人と深く関わりながら自己研鑽をしていく輝きに満ちた時代です。部活動を通じた文武両道は、日本大学歯学部だからこそ得られる確かな特色です。学業に邁進しながら、仲間達と共に成長する青春を求めている受験生の皆さん、爽やかな環境で成長して欲しいと願う保護者の皆様にお薦めです。 

 

 

卒後研修

画像クリックで卒後研修専用ページへ

 

国家試験合格後の臨床研修としては総合診療科という研修歯科医受け入れ専門の科を設け、カリキュラム・研修要項の整備・施設の充実を図っています。現在、全国の国公立・私立歯科大学出身者約140名の研修歯科医を受け入れています。

 

総合診療科では、専任指導歯科医が、総合診療方式により患者さんを初診から治療終了まで研修歯科医と指導医の組み合わせを変えることなく診療にあたっています。さらに、複合型臨床システムを導入することにより学外の協力型施設での研修を受けることができます。

 

飯沼利光 歯学部長よりメッセージ

伝統校としての“誇り”と“責任”を胸に

飯沼利光歯学部長

 

大正5年の創設から100年を超える歴史と伝統ある日本大学歯学部が広く社会から期待されているものとは何でしょうか。

 

私たちは歯科医師過剰といわれる今だからこそ、「健康歯学」を達成する歯科医師の育成に総力を上げてまいります。

 

言い換えれば、21世紀に必要とされる医療人を育てることであり、日本大学が掲げる「自主創造」の実現により、歯科医学の新たな可能性や価値観を生み出す医療人の輩出を行います。そのために、学生の皆さんはもとより、ご父母の皆様、そしてすべての教職員が力を合わせ、ワンチームとなり、互いに尊敬、信頼できる学び舎としてゆきます。

 

 

日本大学歯学部長

飯沼 利光

 

 

 

入試情報

日本大学歯学部では、一般選抜としてN全学統一方式第1期、第2期(日本大学統一入試)、A個別方式(歯学部が実施する入試)、C共通テスト利用方式第1期、第2期(大学入学共通テストを利用した入試)などが実施されます。

 

N全学統一方式とは、学部(学科)間併願とともに同一学部内の複数学科併願が可能で、全国20の主要都市に試験場を設置。また、A個別方式と同一学部同一学科を同時出願した場合、A個別方式の入学検定料のみで出願することができ、費用面と試験場の両面で受験生の負担を軽減し、安心して受験に臨めます。

 

画像クリックで入試日程詳細ページへ

 

 

受験生のための情報サイト 

 

画像クリックで日本大学入試ガイドへ

 

 

 

パンフレット

日本大学歯学部では、入試向けのパンフレットを用意しています。たくさんの情報と魅力がぎゅっと詰まった内容です。

下記画像をクリックすると、閲覧・ダウンロードページへリンクします。

 


  

 

日本大学歯学部 HP

 

 

日本大学歯学部の受験情報はこちらからもご覧いただけます

 

 

 

 

 

執筆者

WHITE CROSS編集部

WHITE CROSS編集部

臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。

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