2月21日の20時より、SJCD山﨑長郎先生のライブ講演会が開催された。

山﨑長郎先生は、南カリフォルニア大学のレイモンド・キム先生に師事し、帰国後、スタディーグループSJCDを設立。世界トップレベルのスタディーグループへと成長させ、2017年には日本臨床歯科医学会として組織移行させた。国内だけでなく海外でも講演を多数行う日本歯科界のトップランナーの一人である。

今回は『The Edge of Dentistry 』と題したコースの基調講演。テーマを『複雑な補綴のマネージメント』とし、コースの先導役として補綴治療のコンセプトや最先端の歯科治療について解説した。

コース終了までの期間限定で録画配信が行われているため、これからの参加も可能。見逃した方もぜひご活用いただきたい。

 

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本レポートでは、講演のサマリーやライブ配信の様子を報告する。 

 

基調講演:複雑な補綴のマネージメント

 

 

1974年に原宿の地で開業し、1994年のリニューアル、青山に移転するまでのご自身のヒストリーをオフィスの変遷とともに語る山﨑先生。

デンタルオフィスはドクターにとって非常に重要なツールであると言い、ブランディング(Branding)、歯科医師としての尊厳(Distinction)、独自性(Identify)洗練された簡素さ(Simplicity)などのキーワードを解説した。

また、山﨑先生は最先端の歯科治療を支えるデバイスとして、CT、マイクロスコープ、CAD/CAMの3つを挙げる。日本の高度経済成長期の象徴とされる三種の神器(テレビ、洗濯機、冷蔵庫)になぞらえ、歯科の新三種の神器として数十年前からその革命性を発信していたという。

 

 


次に、歯科医師としてのラーニングカーブについて説明する山﨑先生。

臨床経験のある先生諸氏は、歯科大学卒業から現在に至るまでの、ご自身の学びや治療技術の習熟度を振り返ったことはあるだろうか。

山﨑先生は、ご自身の上昇期や停滞期について包み隠さず披露。師や仲間との出会い、新しい治療コンセプトとの出会いがチャンスとなって、歯科医師としてのレベルを上げるきっかけになってきたと語る。

歯科医療を通じて、歯科医療のクオリティを通じて、自分の人格形成をしてもらえたら嬉しいよな。自分に嘘をつかない診療をしてもらえたら非常に嬉しい

 

 

 

続いてトピックは、本題である「複雑な補綴のマネージメント」に移った。

Lytle&Skurowの修復治療の分類をもとに、各症例やそのポイントを概説する山﨑先生。

Lytle&Skurowの分類とは、修復治療が必要な症例を、歯・歯列、歯周組織、咬合という3つの要素から、ClassⅠからClassⅣまでに分類したもの。

山﨑先生は、分類の単純な解説にとどまらず、同じClass内でもその難易度には大きな違いがあることを指摘。

犬歯を修復するケース、アンテリアを修復するケース、インプラントを含まないケースなど、臨床家であれば誰もが日常的に出くわし、判断に迷うであろう難症例に対し、実際の症例を供覧しながら明快な示唆が提示された。

 

 

 

次に、補綴治療を行うにあたり必要になるガイドラインと配慮すべき事項について、一つひとつ詳細な解説が加えられた。

文献や理工学的考察とともに、実際の長期フォローアップ症例が次々と供覧されていく。

 

 

 

ブラキシズムやTooth Wear(歯耗)などの症例の難しさを強調する山﨑先生。

どのように診断し、プランニングし、治療していくかを説明する。成績のよい症例だけでなく、若かりし頃の失敗談も随所に織り交ぜられ、明日からの臨床に活用可能なフィードバックが得られる。

 

山﨑先生の軽快で説得力のあるプレゼンテーションに、魅了された視聴者も多かったのではないだろうか。盛りだくさんの内容にも関わらず、最後まで飽きることのない、エキサイティングなライブセミナーであった。

 

質疑応答

本セミナーは生放送のため、全国から多数の質問が寄せられた。

・山﨑先生の座右の銘を教えてください
・下顎犬歯が磨耗しているケースはどのようなマテリアルで修復したらよいですか?
・プロビジョナルで歯肉ラインの安定したきれいな歯肉を作るコツ

・セレックで補綴物を作製する際は、光学印象を用いますか?

・deep biteのケースでアンテリアガイダンスを作るポイント等 7問

 

振り返り視聴のお知らせ

当日見逃した方のために録画視聴(録画配信)を設けています。

※ 録画視聴はコース終了までの期間限定サービスとなります。

 

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SJCDの特別プロモーションビデオ

 

執筆者

WHITE CROSS編集部

WHITE CROSS編集部

臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。

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