東京大学は8月24日、歯科医師による手術前の口腔ケアが、がん患者の術後肺炎発症率や死亡率を減少させることを明らかにしたと発表した。
 
この研究は、同大大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学の康永秀生教授らの研究グループによるもの。
 
入院日数増加や死亡につながる術後肺炎
一般的に、がん手術直後は患者の体力が低下し、一時的に肺炎などにかかりやすくなる。術後肺炎の発症率は2.6~3.5%程度であり、重症化すると入院日数が伸び、死亡率も増加することが過去の研究で報告されている。肺炎の発症原因のひとつとして、口腔内や咽頭に常在する細菌を含む唾液を気管内に誤嚥してしまうことがあげられる。
そこで、歯科医師が手術前に口腔ケアを実施することにより口腔内を清潔に保ち、唾液中の細菌量を減らすことで術後肺炎の発症を低減できる可能性が理論的には示唆されてきた。
 
糖尿病内科専門医の西田亙…
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WHITE CROSS編集部

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臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。

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